セサミンの効果とは?肝臓や白髪にもいい?
ゴマの成分の一つ、セサミン。
最近、知ったのですが、肝臓にいいそうなんです。
そして、気になる白髪にも効果があるんだとか。
三浦雄一郎さんのサントリー「セサミンEX」のテレビCMでなんとなく知った気になっていましたが、あらためて効果を調べてみました。
セサミンは肝臓になぜ効果があるの?
セサミンは抗酸化物質なので、アンチエイジングによさそうなのはわかります。
でも、肝臓にいいのはなぜなのでしょう?
肝臓は活性酸素がいちばん多い!?
細胞を傷つけるといわれる活性酸素。
お肌のシミやシワなど老化現象の原因の一つといわれています。
でも、実は、からだのなかで、いちばん多量の活性酸素が発生するのは肝臓なんだそうです。
たしかに、肝臓は消化吸収の要の器官で、解毒作用もおこなうなど、いちばん働きが多様な臓器ですからね。
有害物質にいちばんさらされていても不思議ではないですね。
でも、抗酸化物質はほかにもいろいろあります。
なぜ、セサミンなのでしょう?
セサミンは胃で分解されない!?
セサミンのいちばんの特徴は、胃で分解されないことです。
食べ物は、ふつう、胃液で溶かされますが、セサミンはそのまま腸に届きます。
そして、もう一つの特徴は脂溶性であることです。
水溶性の物質だと、血液に溶けてしまうため、血液中の活性酸素の消去に使われてしまって、肝臓まで届きません。
セサミンは、胃で消化されず、腸から吸収されたら、門脈をとおって肝臓へと届くのです。
セサミンで二日酔いが防げる?
セサミンは、ほかにも肝臓で役に立ちます。
それは、肝臓でのアセトアルデヒドの分解の促進です。
アセトアルデヒドは、アルコールを分解する途中でできる物質で、悪酔いや二日酔いの原因です。
セサミンは、このアセトアルデヒドの分解をたすけてくれるため、二日酔い防止になるといわれています。
セサミンにはほかに効果がある?
セサミンは、悪玉コレステロール(LDL)を減らす効果があるといわれています。
これも、セサミンが肝臓の活性酸素除去をたすけているからです。
コレステロールは、からだに必要な物質で、肝臓でつくられています。
悪玉コレステロールといっても、数値が高いとよくないだけで、体にとっては必要なものです。
けれども、アルコールの飲みすぎや脂質の摂りすぎなどで、肝機能が低下すると、悪玉コレステロールばかりが多くつくられてしまうのです。
健康な肝臓は、バランスよくコレステロールを作り出します。
生活習慣病予防効果も!
生活習慣病の引き金は、酸化したコレステロールが血管の壁について、血管を狭くすることです。
血管が狭くなると、血圧が高くなり、動脈硬化へとつながります。
そのため、悪玉コレステロール値を下げる効果があるセサミンは、生活習慣病の予防や改善に役立つといえますね。
セサミンは白髪にも効果ある?
肝臓によいことはわかりましたが、白髪にも効果はあるのでしょうか?
なぜ白髪になるの?
髪の毛が黒く育つためには、メラノサイトというところでメラニンがつくられる必要があります。
メラニンの材料はチロシンというアミノ酸で、メラニンへと変化するにはチロシナーゼという酵素が必要です。
ほかにビタミンB12や葉酸などのビタミンも必要です。
これらの栄養が不足したり、ストレスなどでメラノサイトが弱ったりすると白髪になるといわれています。
セサミンが白髪にいい理由とは?
ストレスがかかると、活性酸素が大量に発生します。
年を取ると老化するのも活性酸素の仕業です。
肝臓が元気になれば、必要な栄養をつくりだすことができるようになります。
また、血流がよくなれば、体の隅々まで栄養がいきわたるようになります。
もちろん、肉やチーズなど黒髪の材料となる食べ物もしっかりとる必要がありますね。
まとめ
セサミンは、効果が科学的に実証されたファイトケミカルなんだそうです。
じつは、ポリフェノールなどは、効果が実証されているわけではなく、経験的な憶測でもてはやされているようです。
肝臓にいいのは亜鉛だと思っていましたが、これからはセサミンにも要注目!ですね。