中学生の進路の決め方は?どんな選択肢がある?
昨夜、久しぶりに、中学生の息子から進路相談。
相談というほどおおげさではない雑談程度ですが。
- 学校の先生や公務員になるなら…
- 官僚になるなら…
- 高専に進学したら…
- 地元国立大学に進学したら…
など、とりとめもなく話しました。
息子も中学2年の後半。
そろそろ進路を真剣に考えないといけない時期だと気が付きました。
中学生の進路の決め方は?
中学生の進路は高校へ進学するのが一般的。
だから就職希望でなければ、あとは成績次第で行けるところへ行く、という風に落ち着きがちですね。
でも、早いうちから志望校が決まれば、それに合わせて成績のほうを上げる努力をすることも可能。
あとは大学へ行きたいのかどうか。
大学に行く気がないなら、工業高校や商業高校を選んだほうがいいですね。
また高専という選択肢もあります。
高専に進学したら?
高専は国立の高等専門学校。
5年生なので、就職時には短大卒とか専門学校卒と同等に扱われることが多いようです。
4年制大学への編入も可能なようです。
うちは、わりと近所に高専があります。
そのため、息子も、先輩から高専のことを聞いたりするようです。
バイトができたりバイクに乗れたりするのが、子供にとっては魅力のようです。
ママ友の間では、就職率100%ということがすぐに言われます。
ただ、高専を選ぶと、その時点で進路がある程度決まってしまいます。
工業系の技術者になりたいならベストチョイスでしょうが、そうでなければ進路失敗になってしまいます。
学校の先生や公務員になるなら
子供がいちばん知っている大人の職業は学校の先生。
そのせいか小学校の先生、中学校の先生というのはあこがれの職業の一つのようです。
また公務員がいいという話もどこかで聞くのでしょう。
学校の先生や公務員になるなら、やっぱり地元国立大学です。
寄らば大樹の陰的な考え方は私は好きではありませんが、職場に同じ大学出身者が多いほうが、生きやすいのは確かです。
私自身、公務員でしたが、レベルの高い県外大学出身者より、人数の多い地元大学出身者のほうが出世しやすいのを目の当たりにしました。
技術系の公務員には高専卒も多いですが、公務員になるなら、やはり大学卒のほうがいいでしょう。
公務員は、入った時点で将来がある程度決まってしまいます。
給与は、大卒の1年目と高卒の5年目とが同じです。
そのため、同年齢なら大卒のほうが給料が多くなります。
そして、この差は、将来的に大きく開いていきます。
官僚になるなら
子供の職業への知識は、おもにテレビからとなってしまいがち。
そのため、テレビでよく聞く官僚にも興味があるようです。
官僚になりたいなら、東京大学をめざすのがいちばんでしょう。
国家公務員は1種、2種、3種とあり、官僚になれるのは1種合格者です。
官僚は、地方では、若いうちから管理職につきます。
国の出先機関であれば署長、地方自治体への天下りなら課長や部長などの幹部職員になります。
私も、秘書として、天下りの方に仕えたことがありますが、世界各地に出張したりした話や、さまざまな人脈の話をうかがいました。
能力や適性があるなら、官僚になるのも悪くないでしょう。
地元国立大学の経済学部に進学したら
地場企業に就職しやすいのは、やはり地元国立大です。
経済学部であれば事務的職業、営業的職業でしょうね。
公務員、銀行など堅い仕事を目指すならここでしょうね。
なんだかんだ言っても、田舎では、学校に先生や公務員、銀行などが給料の高い仕事なので、ここが頂点になりがち。
だから、経済が衰退するのでしょうね。
息子には、小さくまとまらず、もっとワクワクするような人生を送ってほしいと思いますが。
まとめ
中学生の進路にも、選択肢はいろいろありますが、それも成績があってのこと。
うちの息子の現在の成績では、大学進学に強い高校も高専も難しい。
成績があがらなければ、合格できる高校に行くしかありません。
まあ、工業高校にでも行って地元に就職するであれば、親としてはラクですが。
あと、世の中にはいろんな仕事があり、いろんな生き方があるということに気付かせていくのも親の役割ですね。
進路を決める時期になって、成績だけで進路を決定することにならないようにするためには、今から勉強への動機づけをしていかなければいけませんね。