アロニアの効果とは?ダイエットやがん予防も?副作用はない?
ブルーベリーより、ビルベリーより、アントシアニンが多いアロニア。
東欧では「メディカルフルーツ」とも呼ばれているんだとか。
目にいいだけでなく、中高年のダイエットやがん予防にも効果があるといわれています。
アロニアの効果とは?
ダイエットにいいのはなぜ?
アロニアがダイエットにいいといわれるのは、脂肪細胞に働きかけるから。
脂肪細胞には、UCP1という熱を生み出すタンパク質が存在しています。
わたしたちの体温が維持できるのは、このUCP1のおかげ。
UCP1が働くことで、脂肪が燃焼するのです。
加齢とともに脂肪がたまるのは?
脂肪細胞には2種類あります。
白色脂肪細胞と褐色(かっしょく)脂肪細胞です。
このうちUCP1が活発に働くのは褐色脂肪脂肪です。
この褐色脂肪細胞は、加齢とともに減少してしまいます。
だから、子供は体温が高いし、あまり寒がりません。
大人になると冷えやすくなり脂肪がたまりやすいのは、褐色細胞が少なくなったためです。
アロニアが中高年のダイエットにいいのはなぜ?
アロニアは、ダイエット、それも年齢を重ねた人に効果があるといわれています。
その理由は、アロニアには、白色脂肪細胞にもUCP1を増やす働きがあるためです。
UCP1が増加すれば、白色細胞でも脂肪が燃焼するようになります。
脂肪が燃焼しやすくなればダイエットにもなりますし、活動のためのエネルギーもつくりやすくなります。
動くのが苦にならなくなれば、さらに脂肪が燃焼する、という好循環が生まれますね。
アロニアはがん予防にも効く?
アロニアは、寒さに強いため、ロシアやブルガリアなどでよく栽培されています。
そのため、ブルガリアなど東欧では、アロニアについてよく研究され、生活習慣病に効果があることが、たくさん報告されています。
がんの予防や治療もその一つですね。
- 炎症の抑制
- 抗ガン作用
- 心筋の強化
- 血管の弾性と透過性の維持
- 肝臓の機能回復
- 胃粘膜の保護
- 抗菌、抗ウイルス作用
- 血糖値の正常化
ただ、アロニアの効果を得るためには、ある程度の量をとることが必要です。
アロニアには副作用はない?
アロニアには、体への悪い副作用はないとされています。
ただ、緩下作用もあるため、いちどにたくさんとるとお腹がゆるくなることがあります。
アロニアジュースを飲むときは、一度にたくさん飲まないほうがいいですね。
おすすめは、50mlずつを1日3回飲むことだそうです。
まとめ
日本でも、北海道や東北でアロニアの栽培はすすんでいるそうです。
見た目はブルーベリーに似ていますが、渋みが強過ぎて、生食は無理とのこと。
ちなみにアロニアは、チョークベリーともいいますが、このチョーク(choke)とは、「窒息する」という意味。
渋みが強すぎて、のどがしめつけられる、ということなんですね。
アロニアは、ジャムやジュース、あるいはサプリメントでとるのがよさそうですね。