共役リノール酸で体脂肪減少!?エビデンスは?
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共役リノール酸で体脂肪が減少すると言われてますが、そのエビデンスはあるのでしょうか?
ノルウェーでの研究
2004年にノルウェーの臨床研究所と医療センターとで共同研究がされました。
BMI25~30、いわゆる太りぎみの男女180人に対して行なわれた実験です。
180人を3グループに分けて
①遊離脂肪酸型のCLA
②脂肪酸エステル型のCLA
③オリーブ油(プラセボ) を
1日にそれぞれ4.5g(40.5kcal)を摂ってもらったそうです。
(CLAは共役リノール酸Coujugated Linoleic Acidの略)
ちなみに、脂肪酸エステルとは、グリセロール分子1個に脂肪酸が3個、エステル結合したものです。
さて、1年後にどうなったかというと
脂肪量 ①-1.7kg ②-2.4kg ③+0.2kg
筋肉量 ①+0.7kg ②+0.6kg ③変化なし
共役リノール酸を摂取したグループでは、脂肪量減少、筋肉量増加という結果だったのです。
宮崎大学での研究
2013年には、宮崎大学でマウスを使った実験が行なわれています。
こちらは、ガン抑制効果を調べることが目的のようでしたが、CLAの投与により、免疫細胞の産生能の上昇とともに、脂肪組織重量の減少が確認されています。
長崎大学での研究
2015年の長崎大学でのマウスを使った実験では、エサにCLAを加えた結果、CLAの用量依存的に、つまり、多く与えたグループほど、白色脂肪重量が減少したと報告されています。
どうやら、共役リノール酸(CLA)ってほんとに脂肪減少&筋肉増加を期待できそうですね!
明日は、共役リノール酸(CLA)が多い食品について調べてみたいと思います。