大麦若葉でダイエットするなら飲むタイミングはいつが効果的?
ダイエットサポートに大麦若葉の青汁がいいといわれていますね。
せっかく飲むなら、なるべく効果を高める飲み方をしたいものです。
飲むタイミングはいつがいいでしょうか?
大麦若葉をダイエットのために飲むタイミングは?
大麦若葉の成分から得られる効果を考えると、飲むタイミングは、三度の食事の直前がベストだと思います。
朝食前、昼食前、夕食前です。
1日1回なら朝食前か夕食前。
朝食の前がいい理由は、朝起きてすぐは、栄養の吸収率が高いといわれているからです。
夕食の前がいい理由は、一般的に、夕食がいちばん肉や魚などタンパク質をとる量が多く、脂質の多いおかずを食べることも多いからです。
また、食事の直前がいいのは、水分である程度胃袋が満たされるからです。
食事をとりながらでも問題ありません。
大麦若葉とは?
大麦は、ビールや麦茶の原材料。
麦茶はミネラルが豊富ですし、ビールも古くは栄養補給のために飲まれていました。
そして、穂が出始めるころの若葉は、もっと栄養が豊富です。
冬に収穫されるため、農薬をつかわず栽培できるため、安全面でも安心です。
けれども、イネ科の植物は繊維が多く、硬くて普通には食べられません。
そんな大麦若葉を青汁として飲むことを広めたのが萩原義秀さんという医学博士。
1968年と半世紀も前から研究されてきています。
大麦若葉のダイエットに役立つ成分は?
大麦若葉はミネラルやビタミンが豊富。
ミネラル、ビタミンは、食物の糖質、脂質、タンパク質を分解したり、利用したり、体をつくったりするのに欠かせない栄養素です。
さらに、フラボノイドやクロロフィルといった抗酸化成分も豊富。
体内の抗酸化酵素であるスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)やペルオキシターゼなどを活性化させる力は、ほかの緑色野菜よりはるかに高いといわれています。
つまり、食べたものを効率よく処理したり、筋肉をつくったり、脂肪を燃やしたり、活性酸素を消去したりするのに必要な成分がたっぷり含まれているってことですね。
大麦若葉で置き換えダイエットはNG?
朝ご飯を○○に変えるだけ、夕食を△△に変えるだけ、という置き換えダイエットはお手軽で人気です。
でも、大麦若葉は置き換えダイエットには向いていないと思います。
それは、大麦若葉の栄養成分がビタミンやミネラルなど、補助的なものだからです。
ビタミンやミネラルの役割
私たちの体はタンパク質でできています。
そして、活動するためのエネルギー源は糖です。
予備のエネルギー源は脂肪です。
つまり、体にとって主な栄養は、3大栄養素といわれるタンパク質、脂質、糖質なんですね。
ビタミンやミネラルがなぜ必要なのかというと、これらを分解して、私たちの体用に作り替えるときに使うからなんです。
バランスよく栄養を摂りましょう、といわれるのはそのためです。
食べなければ脂肪は落ちる?
脂肪は、余分にとったカロリーが蓄積したものです。
体の中に糖がなくなれば、脂肪を分解して糖に変えます。
でも、実は、脂肪より先に筋肉(タンパク質)が分解されてしまうのです。
なぜなら、筋肉はエネルギー消費が多いから。
筋肉が少ないほうが省エネになるんですね。
乏しい栄養で生きながらえるためには、使わない筋肉を減らして燃費を良くしようとするんです。
だから、運動せずに置き換えダイエットでやせたとしても、体重が減ったのは筋肉が落ちたせいなのかもしれません。
ダイエットに運動は必須!
飲むだけのダイエットは、運動が苦手な人には魅力的です。
けれども、飲むだけで健康的に痩せるのは、やはり無理です。
もし、本当に、飲むだけで痩せるものがあれば、たぶん体に悪いものです。
でも、体を動かしているのに太る、動くとすぐ疲れる、というような方は、ビタミンやミネラルが不足しているかもしれません。
必要な栄養が不足していると、体の飢餓感が満たされないため、必要以上に食べてしまうということもあります。
その場合は、今の生活に、大麦若葉をプラスするだけで、新陳代謝がよくなって、痩せられる可能性がありますね。
新陳代謝がよくなると、エネルギー循環もよくなるので、動くのが苦にならなくなる可能性も大です。
体を動かすようになれば筋肉がついて、ますます痩せやすくなるでしょう。
大麦若葉でダイエットをする時のポイントまとめ
大麦若葉の青汁は、消化や脂肪燃焼をたすけるビタミンやミネラルが豊富ながら、カロリーはわずかです。
ビタミン、ミネラルが不足した食生活を送っているなら、いまの食生活にプラスするだけで、ダイエット体質へと変換できる可能性が高いですね。
食事と置き換えするなら、牛乳や豆乳に溶かして飲むのがベターですね。