エミューオイルは腰痛やひざの痛みに塗るだけで効果ある!?
さいきん雑誌で見かけたエミューオイル配合クリーム。
塗るだけで、腰痛やひざの痛みがラクになるという触れ込み。
皮膚から関節の痛みを緩和できるのはなぜなのでしょうか?
エミューオイルとは?
エミューは、オーストラリアに生息するダチョウに似た鳥。
オーストラリア原住民のアボリジニは、昔から、傷ややけど、筋肉痛や関節痛に利用してきたそうで、現代でもオーストラリアの家庭ではおなじみの常備品らしいです。
人間の皮脂にとても近いため、肌へのなじみが抜群によいそうです。
エミューオイル配合クリームは痛みに効く?
エミューオイルそのものも、筋肉痛や関節痛に使われていたようですが、腰痛や膝痛に効くクリームは、エミューオイルにさまざまな成分が配合されています。
グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸など、関節成分としておなじみのものです。
これらは体の中にある成分ですが、皮膚にとっては異物。
バリア機能を発揮して、浸透しないようにしてしまうんですね。
クリームにするのは、これらの成分を包み込んで皮膚に浸透させるため。
クリームの油分の浸透性が、有効成分の浸透につながるんですね。
グルコサミン
軟骨は、ムコ多糖類というねばねば物質です。
グルコサミンは、このムコ多糖類を構成している成分です。
変形性膝関節症には、サプリメントや健康食品など経口摂取では効果がないといわれています。
いっぽうで、グルコサミン1500㎎を3年間飲み続けたところ、ひざの軟骨の減りが抑えられたという報告もあるそうです。
コンドロイチン
コンドロイチンも、軟骨のムコ多糖類の成分の一つです。
関節のほか、目の角膜や水晶体、皮膚の表皮と真皮の間などに存在しています。
そのため、コンドロイチンが少なくなると、老眼やしわといった老化現象につながるそうです。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注射は、変形性関節症の治療や顔の美容整形にも使われています。
経口摂取でも、ひざの痛みを軽くする可能性があるということです。
まとめ
たしかに、発がん性のある薬品を扱う工場で、薬剤に合った手袋をつけていなかったため、膀胱がんにかかったという話をきいたことがあります。
有害なものも浸透するなら、体にいいものも浸透するはずですね。
私も、ひざの痛みがありますが、ジムでの筋トレとタンパク質をしっかり摂取することで、ずいぶんと良くなりました。
でも、コンビニの深夜バイトのあとなど、肉体を酷使したときは、やっぱり痛くなるんですよね。
グルコサミンサプリなどを調べてみようと思っていましたが、むしろ、ピンポイントで使える「塗るグルコサミン」のほうが効果ありかもしれませんね!