アントシアニンが多い食品は?含有量を徹底比較!
ブルーベリーに多いといわれますね。
ほかにはどんな食べ物に多く含まれているのでしょう?
なぜ、目に良いのでしょうか?
アントシアニンが多い食べ物は?
アントシアニンの食品含有量にについては、日本ではあまり調査されていないようです。
そこで、アメリカで食品中のアントシアニン含有量を調べたデータをご紹介します。
数値は、食品100g中に含まれるアントシアニンの量です。
- アロニア(チョークベリー)1,480.0㎎
- エルダーベリー 1,375.0㎎
- ブルーベリー(野生種) 486.5㎎
- カシス(黒) 476.0㎎
- ブルーベリー(栽培種) 386.6㎎
- 紫キャベツ 322.0㎎
- ブラックベリー 245.0㎎
- クランベリー 140.0㎎
- さくらんぼ 122.0㎎
- ぶどう(コンコルド) 120.1㎎
- なす 85.7㎎
- 赤たまねぎ 48.5㎎
- ぶどう(レッドグレープ) 26.7㎎
- 黒豆 44.5㎎
- イチゴ 21.2㎎
- リンゴ(デリシャス) 12.3㎎
- カシス(赤) 12.8㎎
- プラム 12.5㎎
- ネクタリン 9.2㎎
- 桃 4.7㎎
- リンゴ(ふじ) 1.3㎎
参考サイト:
(2015年10月発行)植物色素アントシアニンのサイエンス-化学、機能と活用-
やはり、ベリー類に多く含まれているんですね。
ブルーベリーでは、栽培種(386.6㎎)より野生種(486.5㎎)に多くなっています。
ぶどうでは、コンコルド(120.1㎎)に対しレッドグレープ(26.7㎎)品種による違いが大きいようです。
カシスも、黒(476.0㎎)、赤(12.8㎎)と、色が濃いほうがアントシアニン含有量が多いようです。
いずれも皮に多く含まれていることが多いため
- 皮つきで食べる
- ブルーベリーなどは小粒のほうが多い
ということがいえます。
また、他サイトで以下のようなデータもみつけました。
参考サイト:アントシアニンを含む野菜や果物は?意外な物にも含まれてます! | キュリオシティの楽園!
紫芋や紫キャベツは、内側までしっかりアントシアニンが含まれていそうですね。
ほかに
- 赤シソ
- 黒ゴマ
- 桑(クワ)
- ボイセンベリー
- ハスカップ
- プルーン
- 黒米
- 紅芋
- 小豆
などにアントシアニンは多く含まれているようです。
それにしても、アロニア(チョークベリー)とエルダーベリーは聞きなれない名前ですが、アントシアニン含有量は桁違いですね。
アントシアニンはなぜ目にいいの?
イギリス空軍のパイロットの一人が、夜間飛行でもよく見えたといい、その兵士がブルーベリージャムが好物だったことから研究が始まったのです。
アントシアンニンの働き
「ものが見える」ということは、網膜の黄斑部にうつった光情報が、脳に伝わった結果です。
私たちは、起きている間中、無意識で、情報を信号化して脳へと送り続けているのです。
ずっと続けていると、この情報伝達が、だんだんとスムーズでなくなるのですね。
アントシアニンは、この情報伝達をスムーズにするサポートをしてくれる、といわれています。
まとめ
一口にポリフェノールといっても、機能はさまざまなんですね。
黄斑部に必須のファイトケミカル、ルテインやゼアキサンチンと併せてとりたいですね。
また、アロニア(チョークベリー)やエルダーベリーは、初めて知った名前です。
これらについても、調べてみたいと思います。