ルテインとゼアキサンチンの違いは?どのくらいの比率で摂るべき?
ルテインとゼアキサンチンは、網膜の黄斑(おうはん)に多い色素です。
どちらも体内でつくれないため、食品で摂取する必要がありますが、どのような違いがあって、どのくらいの比率で摂るのがベストでしょうか?
ルテインとゼアキサンチンの違い
網膜の黄斑は、目で見たもののピントを合わせる部分です。
ルテインとゼアキサンチンは、どちらも黄斑色素です。
けれども、分布している場所が微妙に違います。
ゼアキサンチンは黄斑の中央部分、ルテインは黄斑の周辺部分に多く存在しています。
ルテインとゼアキサンチンの黄斑での分布比率
ルテインとゼアキサンチンの濃度の比率は
黄斑部全体では
- ルテイン:ゼアキサンチン=1:1
ですが
黄斑中心部では
- ルテイン:ゼアキサンチン=1:5
黄斑周辺部では
- ルテイン:ゼアキサンチン=2.2:1
と変化します。
参考サイト:http://www.koyojapan.jp/pdf/TOPIX_242.pdf
ルテインとゼアキサンチンを摂るときの比率
ルテインやゼアキサンチンを食品からとるときには、どのくらいの比率で摂るのがベストでしょうか?
これは、アメリカでの臨床試験の結果、
健康な人の場合、
ルテイン10㎎、ゼアキサンチン2㎎
が1日当たりの摂取量として合理的とされています。
つまり、比率にすると
ルテイン:ゼアキサンチン=5:1
ですね。
参考サイト:https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/52/6/52_534/_pdf
ルテインとゼアキサンチンを多く含む食べ物は?
ルテインは、ケール、ホウレンソウなどの緑色野菜に多く
ゼアキサンチンは、オレンジパプリカ、トウモロコシ、柿といった黄色の植物に多く含まれています。
ケールやホウレンソウには、多くはないですがゼアキサンチンも含まれています。
また、鶏卵にも、ルテイン、ゼアキサンチンが含まれています。
まとめ
野菜や果物は、ビタミンや食物繊維以外にも、ルテイン、ゼアキサンチンといったファイトケミカルを摂取するためにも大切なんですね。
40歳を過ぎると、なにかと栄養不足になりますが、ルテインやゼアキサンチンも不足しがちなんだそうです。
視界のぼやけが続くようだったら、サプリメントの助けもかりたほうがいいのかもしれませんね。
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ひとみのみやび